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このページでは、ポーカー レーキについて詳しく解説しています。
ポーカーのレーキとは
ポーカーのレーキとは、ポーカールームの運営元がプレイヤーから徴収する手数料を指します。これは、運営企業にとっての利益であり、顧客にサービスを継続的に提供するために欠かせないものです。
通常、レーキには一定の比率と上限が設定されています。レーキ率は運営元が任意に定めるため、一様ではありません。
キャッシュゲームの賞金ポットから差し引かれるレーキに加えて、トーナメントのバイインからもレーキが控除されます。
ポーカーレーキの仕組み
ポーカーのレーキの仕組みは、以下の通りです。
1．キャッシュゲームのレーキ
ポーカーサイトでは、キャッシュゲームをプレイする際にはバイイン額を決め、そのバイイン額をテーブルに持ち込みますが、この時点でレーキは取られていません。
レーキは、各ハンドのポットからステークスに応じて平均 5％が徴収されます。ただし、キャップ（上限）が設定されていることがほとんどで、キャップを超えたレーキが取られることはありません。
また、「ノーフロップ ノードロップ」ルールを採用しているポーカーサイトも多くあります。このルールでは、フロップが開かなかったハンドはレーキが発生しません。
ランドカジノのポーカーのレーキはやや高めとなっており、ポットの10%が相場です。ハイステークステーブルになると、10％の代わりに時間制で全員がレーキを支払うレーキシステムが採用されていることがほとんどです。
さらに、ジャックポット機能が付いたキャッシュゲームでは、ジャックポット賞金の積み立てとして追加のレーキが発生します。
2．トーナメントのレーキ
トーナメントのレーキは「フィー（手数料）」と呼ばれ、トーナメントバイイン額に含まれています。トーナメントのベッティングストラクチャーを確認すると、バイインの内訳が確認できます。
例：$5.5（$5＋$0.50）→ $5が賞金プールへ、$0.50がフィー（手数料）
トーナメントフィーの相場は、ステークスに応じて5％～10％が相場です。
ポーカー レーキの計算方法
ポーカー レーキの計算方法を以下に解説していますので参考にして下さい。
ポットが$65でレーキが5％の場合：
レーキ額 $65×0.05＝$3.25
レーキ額は$3.25となります。
利益額 65-3.25= 61.75
実際の利益額は $61.75 となります。
レーキは、獲得ポットから既定の割合が差し引かれます。キャッシュゲームとトーナメントではレーキ率が異なります。
当然、プレイヤーにとってはレーキが低いほど支払う額が少ないため有益です。レーキの一般的な相場は 2〜10%の範囲内となっていますが、ポーカーサイトや店舗によって異なるため、レーキ比較をすることをおすすめします。
ポーカーのレーキの種類
ポーカーのレーキには、主に以下の種類があります。
ポットレーキ
ポットレーキでは、各ハンドのポットからステークスに応じて設定された2.5％～10％が徴収されます。通常、キャップ（上限）が設定されています。
キャッシュゲームで主に採用されているレーキの種類はポットレーキです。
タイムレーキ
タイムレーキでは、30分や1時間ごとに、プレイヤー全員から一定額が徴収されます。ハイステークスのテーブルで採用されることが多々。
タイムレーキは、主にランドカジノのポーカールームで設定されています。
ジャックポットレーキ
ジャックポットレーキは、ジャックポット機能の付いたキャッシュゲームで導入されています。ポットレーキとは別途徴収されます。
トーナメントフィー
トーナメントフィーは、マルチテーブルトーナメント（MTT）で採用されているレーキ徴収方法です。バイインに含まれているため、別途レーキを支払う必要はありません。
ディールレーキ
ディールレーキは、ゲームに参加したプレイヤー全員からハンド終了時に徴収されます。
デッドドロップ
デッドドロップは、カードが配られる前にボタンのプレイヤーがレーキを置き、ディーラーによって徴収されます。
ポーカーのレーキ負け とは
ポーカーのレーキ負けとは、ゲームで勝ったにも関わらず、レーキの支払い分によって損失に終わったことを指します。キャッシュゲームではショーダウンでプッシュ（引き分け）となった場合、レーキのために損失が生まれることがあります。
トーナメントのハンドで引き分けの場合、ポットは等分に分けられ、収支はプラスマイナス0か、ブラインドや他のプレイヤーによるベットがあれば少しプラスになります。
しかし、ポットレーキのテーブルで引き分けとなった場合、ポットからレーキを取られた後に等分されます。そのため、レーキ分が損失となるのです。注意したいのは、ボードがストレートやフルハウスなどの強い役が出来上がっている場合や、相手が同じハンドと思える時です。
プッシュだとみすみす知りながらベットしてポットを膨らますと、徴収されるレーキが増え、損失となる可能性を高めるだけです。
ポーカーのレーキ 負けの具体例
以下に、レーキ負けの具体的な例を挙げてみましょう。
例：バイイン$11（プライズプール$10、レーキ$1）のヘッズアップトーナメントに10回参加し、5回買った場合
- 支出総額 $11 x 10回 = $110
- 獲得賞金総額 $20 x 5 = $100
- 損失総額 $110 – $100 = $10
上記の例のように勝率が50%であっても、レーキのために損失が出て、負けに結果してしまうこともあります。レーキを含めた支払い額以上勝たなければ事実上の利益は上げられません。
ポーカーのレーキはプレーヤーの利益に直接影響し、その割合が低いほど、プレーヤーの収益率は高まります。ゆえに、実際に利益を得るためには、レーキとして支払う割合も考慮しておく必要があります。
毎回キャッシュゲームやトーナメントで勝利して受け取る賞金は、プレイヤー全員が支払った総額よりもレーキ分だけ、少なくなります。数％の低レーキでも、積もりに積もれば、相当な金額になることは明らかでしょう。
ポーカーのレーキの相場とキャップ
オンラインポーカーのレーキの相場は、キャッシュゲームで2.5％～5%、トーナメント（MTT）では7%～10%です。それ以上のレーキなら、レーキの高いゲーム、以下なら良心的なレーキのゲームということが分かります。
レーキが低ければ獲得できるポット額やプライズプールも高くなるため、低いに越したことはありません。
ポーカー レーキの相場 比較
以下、主要なオンラインポーカーのレーキの相場を比較していますので参考にしてみて下さい。
| ブランド | キャッシュゲーム レーキ | MTT フィー |
|---|---|---|
| GGポーカー | 5% | 8% |
| KKポーカー | 5% | 10% |
| ポーカースターズ | 3.3%～5％（マイクロ）
4.5%～5%（ロー～ハイ） |
4～12%
ハイステークスになるほど低いフィー |
| 888ポーカー | 6.25％（ $0.01/$0.02）
5.88%（$0.02/$0.05） 5%（ $0.05/$0.10 以上） |
5～12%
ハイステークスになるほど低いフィー |
| コインポーカー | 5% | 8% |
| 店舗カジノのポーカールーム | 10% | 12%～20% |
GGポーカー、コインポーカーでのレーキは平均を保っています。ポーカースターズのキャッシュゲームはやや低めのレーキ設定ですが、トーナメントに関してはハイステークストーナメントだとフィーは低くなり、ステークスが低くなるほどフィーも高くなります。
これは、888ポーカーのトーナメントフィーに関しても同様ですが、キャッシュゲームもマイクロステークスだと高めのレーキとなっており、カジュアルプレイヤーにとっては不利に感じる点かもしれません。
KKポーカーはキャッシュゲームでは平均的なレーキ率ですが、トーナメントフィーが一律10％という点は、ハイステークストーナメントの魅力が損なわれる点です。
カジノのポーカールームのレーキは、オンラインポーカーのレーキと比較すると倍ほど取られます。同じバイインのゲームをプレイするなら、オンラインポーカーの方が断然利益率が高くなると言えるでしょう。
なお、上記の表はノーリミット ホールデムでのレーキですが、オマハやその他のリミットゲームではこれよりも低めに設定されています。
ポーカー レーキ キャップ 比較
ステークスが高くなるほどポットの5%の価値は高くなるため、レーキのキャップ（上限）も重要なポイントです。
下記の表は、主要ポーカーブランドのレーキキャップ比較したものです。
| ブランド | キャップ |
|---|---|
| GGポーカー | $0.30～$2（ロー）
$4～$6（ミドル） 1BB～1.6BB（ハイ） |
| KKポーカー | 3BB（ロー）
2BB（ミドル） 1BB（ハイ） |
| ポーカースターズ | $0.30～$2（マイクロ）
$1～$5（ロー～ハイ） |
| 888ポーカー | $0.50（ $0.01/$0.02）
$1（$0.02/$0.05） $1～$5（ $0.05/$0.10 以上） |
| コインポーカー | $0.30～$25 |
| カジノのポーカールーム（店舗） | $5（$2/$5まで）
30分 $7～$8（$5/$10 以上） |
レーキキャップに関しては、ポーカースターズと888ポーカーは$5までと良心的です。GGポーカーおよびKKポーカーは1BBとなっているため、ハイステークスになるとキャップも比例して上がります。
コインポーカーのキャップは$25（ハイステークス）までとなっており、この上限はハイステークスと言えど高いと言えるでしょう。ランドカジノのポーカールームに関しては、一般的に$2/$5までのステークスなら平均的。
しかしハイステークスになると、1時間にプレイできるハンド数がオンラインポーカーより少ない点を踏まえれば、かなり高くなっています。
ポーカーのレーキを抑えるためのヒント
ポーカーのレーキを抑えるためのヒントについて、以下にいくつかポイントをまとめています。
1．レーキの仕組みをよく理解する
ポーカールームはそれぞれ独自のレーキの仕組みを設けています。レーキの比率や上限に加えて、徴収するタイミングも一様ではありません。
ポーカー レーキの適用ルールや条件を把握しておくことで、レーキが利益に及ぼす影響を考慮し、プレイ戦略を立てやすくなります。
2．VIP/ロイヤルティプログラムでレベルアップする
大半のポーカーサイトでは、ロイヤリティプログラムの報酬として、レーキバックが提供されています。レーキバックは、支払ったレーキの一部が還元される特典です。
ポーカーのレーキは避けられませんが、運営元はプレイヤーを惹きつけるために様々な形で還元しています。大多数のロイヤリティプログラムでは、レベル別に異なる比率のレーキバックが受けられます。
該当のポーカーサイトでのプレイ量が増えるほど、ロイヤリティレベルが上がり、レーキバック率も上がります。
3．プロモを利用する
オンラインポーカーでは、様々なプロモーションが開催されており、レーキバックが提供されることも少なくありません。これらは単発のキャンペーンが大半で、一定期間中、プレーヤーを惹きつける目的で実施されています。
ポーカーサイトのプロモーション情報を定期的にチェックし、オファーを有効に利用しましょう。
4．複数のポーカールームでレーキバックを比較する
大多数のポーカールームでは、レーキバックが付与されていますが、その条件、仕組みや比率は異なります。例えば、固定率のレーキバックを設定するところもあれば、顧客のプレイ量による変動率を採用するところもあります。
複数のポーカーサイトのレーキバックの詳細を比較し、自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶことで、その利用価値が高まります。
