このページでは、スリーカードポーカーについて解説しています。ポーカーのスリーカードをプレイしたい方は、以下を参考にして下さい。
スリーカードポーカーとは
スリーカードポーカーは、「トリプルカードポーカー」とも呼ばれ、ディーラーを相手に3枚の手札でプレイするポーカーゲームです。90年代に英国人デレク・ウェッブ氏によって考案され、それ以来、人気のカジノゲームの一種となっています。
これらはスタッドポーカーに分類されますが、ルールが非常に単純で、初心者にも親しみやすいゲーム。手札が5枚の標準的なポーカーとは一味違う、スピード感のあるゲームプレイが楽しめます。
オンラインカジノでは、ビデオポーカーやライブカジノのいずれの形式でもスリーカードポーカーが各種取り扱われています。
スリーカードポーカーのルール
スリーカードポーカーの基本ルールは、以下の通りです。
- 賭け金額を決め、ベットを置く
- プレーヤーとディーラーにそれぞれ3枚のカードが配られる
- 「プレイ」または「フォールド」を選択する
- ディーラーがカードを公開する
- 配当が決まる
通常、ジョーカーを除く52枚のカードでプレイします。3枚の手札の強さをディーラーと競います。ベッティングタイムは2回あり、カードが配られる前に置く賭け金「アンティ」と、カードが配られてから勝負を続ける場合、アンティと同額の追加ベットを置かなければなりません。
カードのドロー(交換)等はありません。ディーラーのハンドがクオリファイ(勝負する資格を持つハンド:「Q」以上のカードを持っている)していない場合、たとえあなたのハンドの方が実際には弱くても、アンティに対して配当を受けられます。
また、以下の様なベットも利用できます。
- ディーラーハンドがクオリファイしていない:プレイヤーのアンティベットに対し1:1の配当/追加ベットは返金
- クオリファイしたディーラーハンドの勝利:アンティと追加ベットの両方が負け
- プレイヤーがクオリファイしたディーラーハンドに勝利:アンティと追加ベットの両方に1:1の配当
- ディーラーとプレイヤーが同じハンド:アンティと追加ベット共にプッシュ(返金)
スリーカードポーカー ゲームの流れ
スリーカードポーカーのゲームは以下の流れで進行します。
アンティを置く
ベット額(アンティ)を決め、「アンティ」へ置きます。
サイドベットを行いたい方は、ここで同時にベットしてください。
サイドベット額とアンティは、同額でなくても構いません。
賭け終わったら、「ディール/DEAL」をクリックします。
カードのディール
ディーラーとプレイヤーに3枚ずつカードが配られます。ディーラーの3枚のカードは全て裏向きとなっており、見ることができません。
「ペア+」サイドベットを行った場合、ここで勝敗が決まります。
サイドベットが勝てば配当を受け取り、負ければサイドベット額を失います。
ベットかフォールドを選択
自身の3枚のカードとディーラーのカードを予測し、プレイを続けるかフォールドするかを決めます。ここでは、ディーラーのハンドがクオリファイしている(Q以上のハイカード)か、を考慮しましょう。
フォールドした場合はアンティの賭け金を失い、プレイを続ける場合は、アンティと同額の「プレイ/ベット/コール」ベットを置きます。
ハンドの公開
ディーラーのハンドが公開され、ハンドを比較します。なお、ディーラーのハンドはクイーン(Q)のハイカード以上でなければ、勝負権を持ちません。
ディーラーのカード3枚がいずれも「J」以下の場合、無条件(たとえあなたのハンドの方が低くても)でアンティベットは勝利となり、ハンドは終了します。
ディーラーがクオリファイしているハンドを持っている場合は、あなたとのハンドが比較され、ベットが清算されます。
3カードポーカーのサイドベット
3カードポーカーのサイドベットには、主に以下の2種あります。
ペアプラス
ペアプラスでは、配られた3枚のカードが、「ペア以上」の役になることに賭けます。ペアプラスへの賭けはカードが配られるとすぐに清算され(ディーラーのカードが公開される前)、ペア以上の役があれば役に応じた倍率の配当があります。
3枚の手札に役がなければ、ペアプラスへのベットは没収となります。
3+3(6カードボーナス)
3+3(6カードボーナス)のサイトベットでは、自分の手札とディーラーの手札の合計6枚を合わせて、通常の5枚ポーカーでの役ができれば配当を獲得可能。
この時のポーカーの役はテキサスホールデムと同様で、配当があるのはスリー オブ ア カインド(スリーカード)以上です。配当はハンドの強さに応じた倍率で払い戻され、スリー オブ ア カインド以上の役がなければ3+3への賭け金は没収となります。
スリーカードポーカーの役
以下、スリーカードポーカーの役を強い順に記しています。
スリーカードポーカー役 | 役の例 |
---|---|
ストレートフラッシュ | A♠ K♠ Q♠ |
スリー オブ ア カインド(スリーカード) | 9♠ 9♣ 9♥ |
ストレート | J♣ 10♥ 9♦ |
フラッシュ | K♣ J♣ 8♣ |
ペア | Q♥ Q♦ 3♣ |
ハイカード | A♣ J♦ 9♣ |
3枚で役を構成するため、5枚のカードを用いるテキサスホールデム、オマハ、ドローポーカー等とはハンドランキングが異なります。ストレートフラッシュの次に強いのがスリー オブ ア カインドとなり、ストレートはフラッシュより強くなります。
スリーカードポーカーの配当表
スリーカードポーカーの一般的な配当表は、以下の通りです。
役 | アンティ ボーナス | アンティ&コール 配当 | ペアプラス 配当 |
---|---|---|---|
ロイヤルフラッシュ | 5:1 | 1:1 | 40:1 |
ストレートフラッシュ | 5:1 | 1:1 | 40:1 |
スリー オブ ア カインド(スリーカード) | 4:1 | 1:1 | 30:1 |
ストレート | 1:1 | 1:1 | 6:1 |
フラッシュ | 1:1 | 1:1 | 4:1 |
ペア | 1:1 | 1:1 | 1:1 |
ハイカード | 1:1 | 1:1 | 1:1 |
役 | 3∔3 配当 |
---|---|
ロイヤルフラッシュ(一部の機種のみ) | 1000:1 |
ストレートフラッシュ | 200:1 |
フォー オブ ア カインド | 100:1 |
フルハウス | 20:1 |
フラッシュ | 15:1 |
ストレート | 10:1 |
スリー オブ ア カインド | 7:1 |
例:アンティとコールに1ドルずつ(計2ドル)ベットし、ストレートフラッシュでディーラー(クオリファイハンド)に勝った場合、配当は9ドルとなります。
賭け金$2+アンティ&コール配当$2+アンティボーナス$5=$9
スリーカードポーカーの還元率
スリーカードポーカーの平均的な還元率は以下のようになっています。
ベットの種類 | 平均還元率 |
アンティベット
プレイベット |
96~97% |
ペアプラスベット | 92~93% |
アンティベットとプレイベットの控除率は平均3~4%に設定されており、比較的還元率が高め。それに対して、サイトベットのペアプラスベットの控除率は7%程度あり、還元率は下がります。
ポーカー スリーカード ゲームの形式とバリエーション
ポーカーのスリーカード ゲームでは、以下の2形式が採用されています。
- テーブルゲーム
- ライブカジノ
テーブルゲームでは、RNGが組み込まれたコンピューターとの対戦形式です。他方、ライブカジノでは、生配信でディーラーと対戦可能。で
スリーカードポーカー ゲームの主なバリエーション
オンカジで遊べるスリーカードポーカー ゲームのバリエーションには、主に以下が挙げられます。
- Boldplay社の3Card Poker
- Playtech社の3Card Brag
- Habanero社のThree Card Poker
- Evolution社のLive Three Card Poker
- Platiplus社のTriple Strike Poker
- Betsoft社のTriple Edge Poke
スリーカードポーカーの必勝法・プレイ戦略
以下に、スリーカードポーカーの必勝法として、プレイ戦略を挙げていますので参考にしてみて下さい。
1.ペアプラスに毎回賭けない
通常、サイドベットのハウスエッジ(控除率)は高めです。「ペアプラス」ベットも例外ではなく、7.28%に設定されており、基本のアンティやプレイベットよりもぐんと高め。
ペアハンド以上が配られる確率は25%ほど。そのうち、ストレートやフラッシュなどの配当が含まれたとしても、長期的に見ると毎回ペアプラスに賭けていると、ゆっくりと資金は減っていくようにできています。
確率的にそろそろペア以上のハンドが揃う頃だろう、といったタイミングを見計らって賭けるようにしましょう。
2.ディーラーがクオリファイしないハンドを狙う
プレイヤーは低いランクのカードがバラバラに配られるとフォールドできますが、ディーラーはできません。クイーン(Q)以上のカードを持っていないとディーラーに勝負権はなく、ゴミハンドでアンティ額を払わなければなりません。
ディーラーがクオリファイしなければ、たとえあなたがゴミハンドを持っていたとしても、アンティベットに対し1:1の配当があります。カードの出目の流れを読み、ディーラーハンドがクオリファイしていないハンドを狙ってコールしましょう。
3.マルチハンドでプレイする
3ハンドなど複数のハンドでプレイする場合、テーブル上に多くのカードが表示されるため、カードの出現率が予想しやすくなります。大きなランクのカードが多く出ていれば、ディーラーのハンドはクオリファイしていないだろう、という予測がしやすいのです。
ディーラーがクオリファイしていないハンドを上手く予測できれば、資金は早いスピードで増えることが期待できます。
4.フォールドするハンドを知る
役もなく、3枚のカードにQ以上のカードが含まれない場合、フォールドするのが推薦されています。あなたが例えQを持っていたとしても、相手がKやAのハイカードであれば負けです。
ですが、ディーラーのハンドがクオリファイしているかを考えてください。クオリファイしていないと思えば、ゴミハンドでコールするのもコツの一つです。
5.還元率と配当でゲーム機種を選ぶ
還元率や配当は、個々のスリーカードポーカーゲーム機種によって異なっています。機種によっては、一部の役の配当が若干低くなっている場合もあります。
還元率や機種の配当表を比較した上で、より有利なゲームを選択するのも得策です。