2025年のワールドシリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)において、日本人選手・間宮瑠依子氏がファイナルテーブル進出という快挙を達成した。
今回の記事では、間宮選手が入賞を果たした大会の詳細と、大会全体の様子についてレポートする。
大会概要
大会名 | ワールドシリーズ・オブ・ポーカー・イベント47 |
競技形式 | 2,500ドル・ミックスゲーム・オハマハイロー&セブンカードスタッドハイロー |
主催 | シーザーズ・エンターテインメント |
開催日時 | 2025年6月16日〜6月18日(日本時間) |
会場 | アメリカ合衆国ラスベガス
パリス&ホースシュー |
参加人数 | 575名 |
賞金総額 | 1,279,375ドル |
本イベントは、オマハ・ハイローとセブンカードスタッド・ハイローという2つのハイロースプリットゲームを交互にプレイする形式で行われた。
中堅〜上級者を対象としたイベントであり、WSOPの中でも戦術的深度が高いカテゴリーに位置づけられている。
イベントは3日間にわたって実施され、ゲームごとに異なるルールに対応する柔軟な戦術が求められた。
多種ゲームを制する総合力が鍵に
本大会の最大の見どころは、2種のゲームが持つ特性を見極めながら展開される戦略性にある。
プレイヤーたちは、オマハのアグレッシブなポットビルディングと、スタッドにおける読み合いを交互に求められた。
参加者にはWSOPブレスレット保持者も多数含まれており、初日から注目を集めたのは伝説的プレイヤーのフィル・ヘルミュースである。
間宮氏はDay2中盤で彼と同卓し、冷静な判断力で複数のポットを奪取。
これがその後の快進撃に繋がる契機となった。
Day3の立ち回り:日本人プレイヤーとして際立つ存在感
最終日を中間スタックで迎えた間宮氏は、積極的なオマハ戦略と堅実なスタッドプレイを巧みに使い分け、確実にチップを積み上げていった。
特筆すべきは、残り9名となったタイミングでのスプリットポットの見極めである。
特に読みの鋭さが際立ち、会場内では「クレバーな判断力を持つ日本人プレイヤー」として注目された。
最終順位
順位 | 選手名 | 賞金($) |
1位 | ジェイソン・デイリー(Jason Daly) | 244,674 |
2位 | ケビン・チョイ(Kevin Choi) | 163,085 |
3位 | フィル・ヘルミュース(Phil Hellmuth) | 112,360 |
4位 | トビアス・ハウゼン(Tobias Hausen) | 78,825 |
5位 | ジョン・カイト(Jon Kyte) | 56,327 |
6位 | アレクサンダー・オルロフ(Alexander Orlov) | 41,013 |
7位 | クリストファー・クラッセン(Christopher Claassen) | 30,439 |
8位 | 間宮 瑠依子(Ruiko Mamiya) | 23,036 |
今大会はジェイソン選手が見事に優勝。
伝説的プレイヤーであるフィル選手を退け、2位のケビン選手と壮絶な戦いを制した。
最終的に間宮氏は8位でフィニッシュし、賞金として約23,000ドルを手にした。
SNSでの反響
Xでは、間宮氏の入賞を祝う声が国内外から多数寄せられている。
とりわけ日本のプロポーカープレイヤーたちからは、「ミックスゲームでの快挙は日本ポーカー界の誇り」といった投稿が相次いだ。
このニュースは、海外メディアにも広く共有されており、間宮氏の名が国際的に知られるきっかけとなっている。
まとめ
間宮氏のWSOPにおけるファイナルテーブル進出は、日本ポーカー界にとって重要な一歩である。
彼女の冷静な判断力と技術力は、ミックスゲームという難易度の高い舞台で存分に発揮された。
この成果は、国内プレイヤーにとって大きな刺激となり、今後の国際大会に向けた意欲を高めることにもつながるだろう。